bokuha yellowde Whitedetyotto Blue
番外編

少年から学ぶ多様性。ブレディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

※この小説では人は死にません。

 英国に住む少年の目を通して描かれる学校での日常。人種差別やジェンダー、貧富の差など、日本にも当てはまる問題を「なぜ」「どうして」と悩み考え、自分なりの答えを出していく。

 学校もそうだけど、社会ではいろいろな考え方の人と出くわし、一緒に何かをやらなければならない。そういうときに衝突が起きたり、相手が理解できなかったり、話し合いで解決できたりできなかったり。何が正しいのかわからないけど、折り合いをつけていかないといけない。

 私は本書を読んで面白すぎて、二巻が出るとすぐに購入した。ノンフィクションなんて普段読まないのに。

 本書を読んでブレディみかこさんのファンになった方、『両手にトカレフ』、『リスペクト』という小説も出ているのでおすすめ。

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