やまのめの六人のアイキャッチ画像
ホラー / ミステリー

六人の仲間の中に一人化け物がいる。一体誰!?『やまのめの六人』原浩

 ※内容が怖くてイラストにする勇気がなかったので、全然関係ない私の日常をコミックエッセイにしました。

 帯の煽り文句に惹かれ、買ってしまった。

 六人の仲間の中に、いつの間にか「化け物」が潜んでいるという。そんなことある? だって、仲間だったら、誰が仲間かなんて見分けがつくじゃないか。しかし、そうではないのだ。もともと五人は、強盗のために集められた者たちで、お互いの素性を知らない状態で、山の中で土砂崩れに遭う。嵐の中、強盗のため助けを呼ぶわけにもいかず、近くに家が見えたため、避難するも、なぜだか家主に命を狙われてしまう。そして、いつの間にか仲間が一人増えていることに気づくのだ。

 盗んだお宝を巡って争い、山賊のような住人たちも争いに巻き込んでいく。化け物である「やまのめ」は誰か? 推理しながら読み進めていくのだが、私はそちらよりも、山賊一家の山姥じみたばあさんのほうが怖かった。争っても全然死なない。

 嵐の中の閉じられた山荘というシチュエーションから、ミステリー要素が強めかと思ったが、ホラーとクライムサスペンスといった印象だった。

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